共済年金(読み)キョウサイネンキン

デジタル大辞泉 「共済年金」の意味・読み・例文・類語

きょうさい‐ねんきん【共済年金】

国家公務員地方公務員・私立学校教職員の各共済組合給付する年金退職共済年金障害共済年金遺族共済年金などがあり、基本的には厚生年金老齢厚生年金障害厚生年金遺族厚生年金に準じて給付される。平成27年(2015)10月厚生年金に統合された。→公的年金

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百科事典マイペディア 「共済年金」の意味・わかりやすい解説

共済年金【きょうさいねんきん】

被用者年金には厚生年金(厚生年金保険)のほかに,次の七つの共済年金がある。この共済年金は国家公務員共済,地方公務員共済,私立学校教職員共済,農林漁業団体職員共済,JR共済,JT共済,NTT共済の長期給付を意味し,給付は他の被用者年金と同じく,老齢年金退職年金),障害年金遺族年金等の給付が行われている。このような特定産業や職種を対象とした共済組合のうち,組合員の減少や年金成熟度が進んだ結果,年金財政の破綻が危惧されている旧公共企業体の3共済(JR,JT,NTT)は1997年厚生年金に統合された。

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