追目(読み)オイメ

デジタル大辞泉 「追目」の意味・読み・例文・類語

おい‐め〔おひ‐〕【追(い)目】

ばくちで、何度負けても4割増しずつかけて、勝てば一挙にそれまでの負けを取り戻す方法
さいころばくちで、続けて負ける運となること。負け目。

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関連語 名詞 実例 初出

精選版 日本国語大辞典 「追目」の意味・読み・例文・類語

おい‐めおひ‥【追目】

  1. 〘 名詞 〙
  2. ばくちで、負けるたびにその四割増ずつを新たに賭け、勝った場合に、それまでの負けた分を一度に取り戻すやりかた。
    1. [初出の実例]「こけが追目(オイメ)追ふやうに、よもやに掛けられて、もう七つだ」(出典洒落本・多佳余宇辞(1780))
  3. さいころばくちで負ける一方の運となること。
    1. [初出の実例]「小僧ひとりをおいめとはばぎゃうににやわぬわるそこども」(出典:洒落本・蚊不喰呪咀曾我(1779))

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