七つ(読み)ナナツ

デジタル大辞泉 「七つ」の意味・読み・例文・類語

なな‐つ【七つ】

数の名。六つの次、八つの前の自然数。7個。しち。なな。
7歳。
昔の時刻の名。今の午前4時および午後の4時ごろ。ななつどき。
[類語]じゅうゼロ一つ二つ三つ四つ五つ六つ八つ九つとお

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精選版 日本国語大辞典 「七つ」の意味・読み・例文・類語

なな‐つ【七つ】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「つ」は接尾語 )
  2. 一の七倍の数。しち。なな。また、物が七あること。七の個数。七個。
    1. [初出の実例]「薄色・白き・紅梅など、ななつ八つばかり着たるうへに」(出典:枕草子(10C終)三〇二)
  3. 第七番目。
    1. [初出の実例]「かんだちめ、みこたち、かたわきてくらべたまふ。〈略〉六右かつ。ななつ左かつ。八右かつ」(出典:宇津保物語(970‐999頃)祭の使)
  4. 年齢の呼び方で、七歳。
    1. [初出の実例]「来年はななつになり給ふ」(出典:宇津保物語(970‐999頃)楼上上)
  5. 中古から近世における時刻の呼び方。現在の午前四時または午後四時にあたる。ななつどき。
    1. [初出の実例]「七つなってから人のゑとをらぬ野じゃと聞及ふだ」(出典:虎明本狂言・首引(室町末‐近世初))
  6. ななつや(七屋)」の略。
    1. [初出の実例]「引つぎに七つへいそぐ百坊主」(出典:雑俳・塵手水(1822))

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