送肴(読み)おくりざかな

精選版 日本国語大辞典 「送肴」の意味・読み・例文・類語

おくり‐ざかな【送肴】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 次々と伝え送る酒のさかな。転じて、酒席で順々に引き受ける座興
    1. [初出の実例]「『今より後は皆是を送肴(ヲクリサカナ)に仕るべし』とて腹十文字に掻切りて」(出典太平記(14C後)一〇)
  3. 贈り物にする酒のさかな。
    1. [初出の実例]「余りのすずりぶたやおくりざかなを三つぐみの鉢へとりかざり」(出典:洒落本・妓娼子(1818‐30)下)
  4. おくりぜん(送膳)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android