余り(読み)アマリ

デジタル大辞泉 「余り」の意味・読み・例文・類語

あまり【余り】

[名]
1 使ったり処理したりしたあとになお残ったもの。残り。余剰。「余りの布切れ」「シチューの余りを冷凍する」
2 割り算で割り切れずに残った数。
3 (感情などを表す連体修飾語を上に付けて副詞的に用いる)程度がはなはだしくて引き起こされた結果として。「うれしさの余りに涙が出る」「案件の成立を急ぐ余り委員会が混乱した」
[形動][文][ナリ]
1 程度のはなはだしいさま。予想を超えているさま。「値段が余りに高い」「余りな剣幕に恐れをなす」
2 話にならないほど度が過ぎてひどいさま。あんまり。「余りな仕打ちに怒る」
[副]
1 度を越しているさま。過度に。あんまり。「余り勉強するとからだを壊すよ」
2 (あとに打消しの語を伴って)特に取り立てていうほどでないさま。それほど。あんまり。「余り出来はよくない」
[接尾]
1 数量を表す語に付いて、それよりも少し多い意を表す。以上。「百名余りの従業員」
2 (「余り」のあとにもさらに数詞がきて)その数にあとの数だけ余分に加わっているという意を表す。
「二十日はつか―八日。よもすがら雨やまず」〈土佐〉
[類語](1)残り・残余・残部・残物・余剰・剰余・余分・余計・余裕・端数・おこぼれ・端はした・半端・残ざん・/(1)度外れ・桁けた外れ・桁けた違い・極度・異常・法外・篦棒べらぼう・途方もない・途轍とてつもない/(1)過度に・やたらに・むやみに・無性に・むやみやたら・めったやたら・めった・やみくも・無下に・後先なし・みだり・無謀・無鉄砲・盲めくら滅法・盲目的・後先見ず・向こう見ず・命知らず・破れかぶれ・やけ・自暴自棄・ふてくされる・やけくそ・やけっぱち・自棄・捨て鉢・八方破れ・無軌道・放埒ほうらつ・放縦・放逸・奔放・野放図・勝手次第・好き勝手・ほしいまま・切実・切切・痛切・つくづく・つらつら・ひしひし・しみじみ・心こころから・心しんから・心が動く・こよなく・ぞっこん・じいん・度外れ・めっぽう・途方もない・途轍とてつもない・桁違い・過度・すごく・ひどい・はなはだ・この上ない・とても・特別・ことさら・ひたすら/(2)大して・さほど・さして・さまで・そう・それほど・そんなに・さしたる・満更まんざら・必ずしも・あながち・一概に・そのよう・そうした・そういう・さよう・さも・さもさも・然しかく・なかなか・取り立てて・別段・さのみ・さしも・これほど・どれほど・いかほど・何ほど・それくらい・これくらい・このくらい・こればかり

あんまり【▽余り】

《「あまり」の撥音添加》
[形動]「あまり」に同じ。「余りな言葉に腹を立てる」「このまま帰れとは余りだ」
[副]
1 「あまり1」に同じ。「余りうれしくて涙が出た」
2 「あまり2」に同じ。「余りいい話ではないが」

まり【▽余り】

[接尾]「あまり2」に同じ。
「七つぎの御代にまわへる百箇ももち―十の翁の舞奉る」〈続後紀〉

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