這い纏わる(読み)ハイマツワル

デジタル大辞泉 「這い纏わる」の意味・読み・例文・類語

はい‐まつわ・る〔はひまつはる〕【×這い×纏わる】

[動ラ五(四)]這うようにのびて巻きつく。這ってからみつく。「つたが塀に―・る」

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「這い纏わる」の意味・読み・例文・類語

はい‐まつわ・るはひまつはる【這纏】

  1. [ 1 ] 〘 自動詞 ラ行下二段活用 〙 はいのびてからみつく。植物などがはうようにしてまつわりつく。
    1. [初出の実例]「よそにみてかへらむ人に藤の花はひまつはれよ枝はおるとも〈遍昭〉」(出典:古今和歌集(905‐914)春下・一一九)
  2. [ 2 ] 〘 自動詞 ラ行四段活用 〙 [ 一 ]に同じ。
    1. [初出の実例]「むねむねしからぬ軒のつまごとにはいまつはれるを」(出典:河内本源氏(1001‐14頃)夕顔)

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