通信機器(読み)つうしんきき(その他表記)telecommunication equipment

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「通信機器」の意味・わかりやすい解説

通信機器
つうしんきき
telecommunication equipment

情報を電気的に遠距離の場所に伝える装置信号の伝達方法により,有線通信機器と無線通信機器とに分けられる。前者電線を流れる電流を通して信号を送る装置,後者は空間を伝搬する電波により信号を送る装置である。初期の段階においては,モールス符号のような簡単な信号であったが,1876年 A.G.ベルが,音声を電気的信号に変え,これを再生する装置を発明した。これが現代の電話機の始りである。通信機器は,エレクトロニクス進歩とともに著しい発展をとげ,現代においては,電信電話関係だけでなく,データ通信,画像通信など新しい情報の通信を含み,広い分野にさまざまな新装置を生み出している。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android