通女(読み)かよいおんな

精選版 日本国語大辞典 「通女」の意味・読み・例文・類語

かよい‐おんな かよひをんな【通女】

〘名〙
① ときどき通って行くために囲っておく女。かこいもの。かよいめ。
浮世草子・椀久一世(1685)上「けふのうちに受出し、〈略〉かよひ女にあそばせ」
食膳を運んだり、給仕をしたりする女。
※浮世草子・本朝桜陰比事(1689)三「有時夕御膳居(すへ)まいらせて、あまた通ひ女廊下を(とどろ)かし行」

かよい‐め かよひ‥【通女】

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