通狂言(読み)とおしきょうげん

精選版 日本国語大辞典 「通狂言」の意味・読み・例文・類語

とおし‐きょうげんとほしキャウゲン【通狂言】

  1. 〘 名詞 〙 芝居で、一つ狂言を、序幕から大切(おおぎり)まで、一挙に通して演ずること。また、その芝居狂言。とおし。
    1. [初出の実例]「新しい感じの芝居とは云へないが、通し狂言として力強い感じのもの」(出典:邦子(1927)〈志賀直哉〉)

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