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通貨法 つうかほうCurrency Act

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

通貨法
つうかほう
Currency Act

重商主義植民地政策の一環として出されたイギリスの法律。本国への正貨の一方的流入をはかる重商主義政策の結果,北アメリカ植民地は慢性的な通貨不足と主体的経済活動の阻害に悩まされていた。このため植民地は独自の貨幣鋳造,土地銀行の設置,外貨の操作などを試みたが,これに対しイギリス本国側は,通貨,価格体系の安定と植民地支配の強化のため,1708年の貨幣法 Coin Act,泡沫法 (1720,41) などで統制強化をはかり,通貨問題は本国と植民地との対立の焦点の一つとなっていた。 51年土地銀行の新設や,信用証券の法貨化による植民地の紙幣発行を禁止する通貨法が出された。さらにフレンチ・アンド・インディアン戦争後の 64年,一層の通貨統制を目指して,紙幣発行の禁止や戦時紙幣の回収などを定めた新通貨法が出され,経済発展のため通貨の増大を望む植民地人の反抗を助長した。

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