逝廻丘(読み)ゆききのおか

精選版 日本国語大辞典 「逝廻丘」の意味・読み・例文・類語

ゆきき‐の‐おか‥をか【逝廻丘】

  1. 大和国(奈良県)高市郡にある丘。明日香村の雷丘(いかずちのおか)とも甘樫丘(あまかしのおか)ともいわれる。歌枕。〔五代集歌枕(1126頃)〕
    1. [初出の実例]「あすか河ゆききの岡の秋はぎはけふふる雨にちりか過ぎなん〈よみ人しらず〉」(出典:新勅撰和歌集(1235)秋上・二三二)

逝廻丘の補助注記

挙例の「新勅撰」は、「万葉‐一五五七」との共通歌であるが、「万葉集」では「ゆきみる丘」と訓まれ、飛鳥川が迂回して流れる丘という意であるのを、後世地名と考えたところから生まれた歌枕。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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