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甘樫丘 あまかしのおか

世界大百科事典 第2版の解説

あまかしのおか【甘樫丘】

奈良県明日香村の飛鳥川沿いの低丘陵。甘橿岡とも記す。同村豊浦の向原寺の西隣に,甘樫坐神社が所在する。神社の背後から南東方向に,飛鳥川に沿って低丘陵が続く。丘陵の最高所を,現在,〈甘樫丘〉と通称しているが,甘樫坐神社の存在を考えると,低丘陵全体を甘橿岡・逝回岳(ゆきみのおか)と称したのであろう。允恭朝に,姓(かばね)の混乱を正すため,盟神探湯(くかたち)を行ったと伝える。644年(皇極3)に,大臣蘇我蝦夷(えみし)とその子の入鹿(いるか)が,家を〈甘橿岡〉にならび起こしたこと,659年(斉明5)3月に,〈甘橿丘〉の東の河原で,須弥山を造って蝦夷を饗したことが著聞する。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト世界大百科事典 第2版について | 情報

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