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飛鳥川 あすかがわ

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

飛鳥川
あすかがわ

奈良県中部,竜門山地高取山付近に源を発し,北流して明日香村,橿原市を横断,奈良盆地中部で大和川に合流する川。長さ約 28km。飛鳥宮跡,古社寺などのある古文化地帯を流れ『万葉集』をはじめ多くの歌に詠まれている。

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デジタル大辞泉の解説

あすか‐がわ〔‐がは〕【飛鳥川】

奈良県中部を流れる川。高取山に源を発し、畝傍(うねび)山天香具山の間を流れ、大和川に注ぐ。昔は流れの変化が激しかったので、定めなき世のたとえとされた。また、同音の「明日」の掛け詞や枕詞としても用いた。[歌枕]
「世の中はなにか常なる―昨日の淵ぞ今日は瀬になる」〈古今・雑下〉
「―明日も渡らむ石橋の遠き心は思ほえぬかも」〈・二七〇一〉
謡曲。四番目物金剛喜多流世阿弥作。母に生き別れた少年友若は、飛鳥川のほとりで尋ねる母に再会する。

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世界大百科事典 第2版の解説

あすかがわ【飛鳥川】

奈良県北西部の川。もと明日香あすか)川とも記した。高市郡明日香村南東部の山地に源を発し,畝傍(うねび)山と天香久(あまのかぐ)山の間を流れ,明日香村,橿原(かしはら)市,田原本(たわらもと)町を貫流して,川西町で大和川に流入する。その間約22.3km。上流は急こう配のため多くの滝や淵をつくるが,冬野川を合わせる明日香村祝戸付近から流れは緩やかとなり,東岸には石舞台古墳,板蓋宮(いたぶきのみや)跡,飛鳥寺跡などの遺跡がみられる。

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大辞林 第三版の解説

あすかがわ【飛鳥川】

奈良県北西部、竜門山地に源を発し、明日香地方を流れて大和川に注ぐ川。昔は流れがよく変わったので、古歌に無常な世にたとえられ、また「明日」にかけて用いられた。⦅歌枕⦆ 「世の中はなにか常なる-きのふの淵ぞけふは瀬になる/古今 雑下

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

飛鳥川
あすかがわ

奈良県中部を流れる川。竜門(りゅうもん)山地の高取山(584メートル)に源を発し、北流して橿原(かしはら)市で畝傍山(うねびやま)と天香具山(あめのかぐやま)の間を流れ、奈良盆地のほぼ中央、生駒(いこま)郡安堵(あんど)町で大和(やまと)川に合流する。延長28キロメートル。古代にはほぼ明日香村祝戸(いわいど)付近から橿原市飛騨(ひだ)町付近までを飛鳥川と称していたといわれる。上流域は古代の文化地域で宮跡や古社寺が多く、『万葉集』『古今集』などに数多く詠まれている。現在、川幅は狭く平凡な中小河川であるが、古くから灌漑(かんがい)用水として利用されており、上流はいまなお清澄で風情に富む。「世の中はなにか常なるあすか川昨日の淵(ふち)ぞ今日は瀬になる」(『古今集』読人(よみびと)しらず)などは有名である。[菊地一郎]

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