進化論モデル(読み)しんかろんモデル(その他表記)evolutionary model

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「進化論モデル」の意味・わかりやすい解説

進化論モデル
しんかろんモデル
evolutionary model

企業成長メカニズムプロセスを説明するためのモデルの一つ。トップ経営者が創造した戦略構想や戦略的な決定に従って企業が成長する,と考える戦略主導モデルと対立するモデル。進化論モデルでは,企業の成長は,試行錯誤を含む学習プロセスとしてとらえられる。環境変化に対応して企業内部で生じるさまざまな新しいアイデアが企業内部の相互作用を通じて選択,淘汰されることによって企業の成長や変化が生じると主張される。戦略主導モデルでは,トップが重要な役割を演じると考えるのに対し,進化論モデルではミドルがかぎになると考える。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android