進水式(読み)シンスイシキ

関連語 名詞

精選版 日本国語大辞典 「進水式」の意味・読み・例文・類語

しんすい‐しき【進水式】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 進水の時に行なう儀式。〔改正増補和英語林集成(1886)〕
  3. 物を初めて使うこと。また、初めて行なうことをいう俗語。〔や、此は便利だ(1914)〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の進水式の言及

【進水】より

…進水は船台あるいは建造ドックで船体主要部がほぼでき上がったときに行われ,このとき初めて船は水に浮くことになる。また進水は船殻工事が終わり艤装(ぎそう)工事へと進む工程上の重要な節点でもあり,ふつう盛大に進水式が行われる。
[進水の方法]
 (1)船尾進水 海に向かって直角につくられた傾斜をもつ船台上の船を水に降ろすときに行われる。…

【造船】より

…また艤装についても,ブロックの建造時に取り付けてしまう先行艤装が積極的に採用されている。
[進水から引渡しまで]
 船体の形ができ上がると船を海に浮かべる進水作業が行われ,このとき命名式と進水式が盛大に行われる(ただし,ドックで建造した場合はドックに注水して船を浮上させるので,本来の進水式はない)。進水した船は艤装岸壁へ曳航ののち係留され,主機をはじめ,あらゆる機器,金物がクレーンで積み込まれ船内で取り付けられ,調整されていく。…

【船下し】より

…新造船の進水式のことで,ダイオロシともいう。前日までに船大工の手によって船霊(ふなだま)をまつり込んだ船を浜辺に出し,祈禱や献饌の後,船主や船頭などによる餅まきが行われ,船を水に浮かべて,試運転をする。…

※「進水式」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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