進藤 作左衛門(読み)シンドウ サクザエモン

20世紀日本人名事典 「進藤 作左衛門」の解説

進藤 作左衛門
シンドウ サクザエモン

明治・大正期の村長 秋田県議。



生年
慶応3年10月13日(1867年)

没年
昭和16(1941)年3月1日

出生地
出羽国仙北郡峰吉川(秋田県協和町)

主な受賞名〔年〕
藍綬褒章〔昭和15年〕

経歴
出羽国峰吉川で山林を営み、代々作左衛門を称した。市町村制の発布に伴い、日本各地で自治体の統合・分離が議論されると、郷里の代表として峰吉川の独立を主張。しかし、容れられず、同村は刈和野との合併を余儀なくされたため、ねばり強く県知事らと交渉を勧めた。その結果、33年には峰吉川村の独立が認められ、初代村長に就任。以来、大正15年までの7期に渡る村長在任中、植林の振興・峰吉川駅の設置・耕地整理などを実施し、同村の発展に大きな業績を残した。また、明治26年に秋田県会議員に当選し、大正8年同議長となるなど、県政でも活躍。半仙と号し、漢詩和歌も嗜んだ。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報