岩石学辞典 「逸散組成」の解説 逸散組成 冷却前のマグマに存在した成分で,晶出作用の間に大部分が失われたために,岩石の成分としては一般には現われない物質をいう.このような逃散性(fugitive)の成分は,マグマの外圧が低下するとマグマから逃散するガスや水蒸気か,マグマ水または雨水によって溶解して移動する可溶性の塩類である[Shand : 1927]. 出典 朝倉書店岩石学辞典について 情報