雨水(読み)ウスイ

デジタル大辞泉 「雨水」の意味・読み・例文・類語

う‐すい【雨水】

あまみず。
二十四節気の一。2月19日ごろ。水ぬるみ、草木の芽が出始めるころの意。 春》薩埵さった富士雪縞あらき―かな/風生
[類語]ウオーター生水浄水蒸留水水道水上水井戸水地下水雨水あまみず天水降水冷や水冷水氷水温水呼び水誘い水

あま‐みず〔‐みづ〕【雨水】

降る雨の水。また、雨が降ってたまった水。天水てんすい。うすい。
[類語]ウオーター生水浄水蒸留水水道水上水井戸水地下水雨水うすい天水降水冷や水冷水氷水温水呼び水誘い水

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精選版 日本国語大辞典 「雨水」の意味・読み・例文・類語

う‐すい【雨水】

  1. 〘 名詞 〙
  2. あまみず。
    1. [初出の実例]「日比待ちつる雨水をも、今は厭ひて日を待ち」(出典:遊楽習道風見(1423‐28頃))
    2. [その他の文献]〔王建‐傷韋令孔雀詞〕
  3. 二十四節気の一つ。天文学的には、太陽が黄道上の三三〇度の点を通過するときで、暦の上では、陰暦正月の中、新暦の二月一八日ごろに当たる。《 季語・春 》
    1. [初出の実例]「起雨水二日九日 日出卯四刻 日入酉二刻一分」(出典延喜式(927)一六)
    2. [その他の文献]〔礼記‐月令〕

あま‐みず‥みづ【雨水】

  1. 〘 名詞 〙 降る雨の水。また雨が降って地面にたまった水。
    1. [初出の実例]「雨水に色はかへれと紅のこさも増さらず撫子(なでしこ)の花」(出典:類従本赤染衛門集(11C中))

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「雨水」の意味・わかりやすい解説

雨水
うすい

二十四節気の一つ。陰暦正月のなかで、立春後15日、新暦では2月18、19日にあたる。雨水とは「気雪散じて水と為(な)る也(なり)」(『群書類従』第19輯(しゅう)「暦林問答集・上」)といわれるように、雪が雨に変わり、氷が融(と)けて水になるという意味である。春の季語。

根本順吉

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日本文化いろは事典 「雨水」の解説

雨水

2月19日 頃雨水とは、雪が雨に変わり雪解けが始まるという日で、忍び寄る春の気配に草木が蘇るという意味があります。とはいえ東日本ではまだ雪が深く、関東東海地方にあたっては、この時期から雪が降り始めるそうです。

出典 シナジーマーティング(株)日本文化いろは事典について 情報

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「雨水」の意味・わかりやすい解説

雨水
うすい

二十四節気の一つで,旧暦正月の中気にあたる。天球上の太陽の黄経は 330°,現行暦の日付では2月 19日頃である。

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