逸見享(読み)ヘンミ タカシ

20世紀日本人名事典 「逸見享」の解説

逸見 享
ヘンミ タカシ

昭和期の版画家



生年
明治28(1895)年1月29日

没年
昭和19(1944)年10月19日

出生地
和歌山市

学歴〔年〕
中央大学〔大正5年〕卒

経歴
ライオン歯磨意匠部に勤めるかたわら、木版画を始め、大正8年第1回日本創作版画協会に入選。同会、日本版画協会春陽会などに出品。昭和4〜7年「新東京百景」、14年「新日本百景」制作に参加。また大手拓次詩集藍色の蟇」など、本の装丁でも活躍。詩作にも励み昭和17年には詩画集「水韻譜」を出版した。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「逸見享」の解説

逸見享 へんみ-たかし

1895-1944 大正-昭和時代前期の版画家。
明治28年1月29日生まれ。ライオン歯磨意匠部につとめるかたわら木版画をはじめ,大正8年第1回日本創作版画協会展に入選。日本版画協会でも活躍した。「新東京百景」を分担制作。友人大手拓次(たくじ)の詩集を装丁,編集した。昭和19年10月19日死去。50歳。和歌山県出身。中央大卒。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

今日のキーワード

お手玉

世界各地で古くから行われている遊戯の一つ。日本では,小豆,米,じゅず玉などを小袋に詰め,5~7個の袋を組として,これらを連続して空中に投げ上げ,落さないように両手または片手で取りさばき,投げ玉の数や継...

お手玉の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android