日本歴史地名大系 「遊光寺浜村」の解説 遊光寺浜村ゆうこうじはまむら 新潟県:上越市旧直江津市地区遊光寺浜村[現在地名]上越市遊光寺浜下荒浜(しもあらはま)村の東に位置する海浜の村。文禄(一五九二―九六)頃の頸城郡絵図に集落が描かれ、「光泰寺分ゆかうし村 下」とある。本納二〇石・縄高二斗九升・家八軒・二五人。光泰(こうたい)寺は当時大場(おおば)にあった広泰(こうたい)寺のことであろう。広泰寺は長尾邦景が榎井(えのい)に応永二九年(一四二二)建立した寺で、弘治三年(一五五七)大場に移されるまで涌光(ゆうこう)寺と称していた(上杉年譜)。地名遊光寺は広泰寺(涌光寺)が当地を領したことに由来するものであろう。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by