遊字(読み)あそびじ

精選版 日本国語大辞典 「遊字」の意味・読み・例文・類語

あそび‐じ【遊字】

  1. 〘 名詞 〙 漢文の中で、訓読されないため、一見、無用のように思われる字。「巧言令色、鮮矣仁」(論語)の「矣」、「歓楽極兮、哀情多」(漢の武帝秋風辞)の「兮」の字などで、もともとは、口調をととのえるための助字であることが多い。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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