過す(読み)ソス

デジタル大辞泉 「過す」の意味・読み・例文・類語

そ・す【過す】

[動サ四]動詞の連用形に付いて、その動作を度を過ごして熱心にする意を表す。しきりに…する。…しすぎる。
祝ひ―・しつと思ふ」〈かげろふ・中〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「過す」の意味・読み・例文・類語

そ・す【過】

  1. 〘 他動詞 サ行四段活用 〙 ( 動詞の連用形に付けて、補助動詞のように用いる ) その動作を度を過ごして熱心にする意を表わす。しきりに…する。…しすぎる。
    1. [初出の実例]「三十日三十夜は我もとにとはむといへば、〈略〉年ごとにあまればこふる君がためうるふ月をばおくにやあるらん とあれば、いはひそしつとおもふ」(出典:蜻蛉日記(974頃)中)
    2. 「かしこく教へたつるかなと思ひ給へて、我だけく言ひそし侍るに」(出典:源氏物語(1001‐14頃)帚木)

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