祝ひ(読み)ホカイ

精選版 日本国語大辞典 「祝ひ」の意味・読み・例文・類語

ほかいほかひ【祝・寿・祷】

  1. 〘 名詞 〙 ( 動詞「ほかう(祝)」の連用形名詞化。後世は「ほがい」 )
  2. 神を祝福し幸いを招くこと。ことほぐこと。転じて、神仏食物などを供えてまつること。
    1. [初出の実例]「又一日さたみつせうみゃうゐん殿さまの御ほかいにのぼりまいらせ候て」(出典:醍醐寺文書‐(年月日未詳)(室町)春日局書状)
  3. ( 乞児 ) 「ほかいひと(乞児)」の略。
    1. [初出の実例]「其ほかひたちが、どういふ訣で流離生活を始める事になったか」(出典:国文学の発生(第二稿)(1924)〈折口信夫〉巡遊伶人の生活)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android