道修町三丁目(読み)どしようまちさんちようめ

日本歴史地名大系 「道修町三丁目」の解説

道修町三丁目
どしようまちさんちようめ

[現在地名]東区道修町三丁目

中橋なかばし筋を境に道修町二丁目の西にある。大坂三郷北組に属し、元禄一三年(一七〇〇)の三郷水帳寄帳では屋敷数二六・役数四二役で、うち年寄分・会所分の各一役が無役。年寄は島屋新七郎。万治二年(一六五九)宗門改帳(町会所文書)によれば家持二六軒・借屋一九九軒で、職種は畳屋・薄縁屋・帯屋・下駄屋・走(台所の流し台)屋が多いほか、種々雑多な職人と日常生活品を扱う小売商人が多かったことがわかる。近世中期には道修町一―二丁目と同様道修町薬種仲買仲間の指定居住地となり、薬種業者が多数を占めるようになった。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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