道場寺村(読み)どうじようじむら

日本歴史地名大系 「道場寺村」の解説

道場寺村
どうじようじむら

[現在地名]行橋市道場寺

高瀬たかせ村の南に位置し、はらい川右岸の低丘陵上に集落が形成されている。祓川対岸は草場くさば村。元和八年人畜改帳に村名がみえ、給人一人分の高五五三石余、家数六八・人数一三三(うち庄屋一・百姓八・名子等二二)、牛一四・馬九。寛永九年(一六三二)の高六二九石余(「仲津郡寛永六年七年八年三ヶ年之御免帳」永青文庫)。郷村高帳では高八四六石余、うち新田高二一七石余。旧高旧領取調帳では高八三二石余。定免制施行後の年貢率は四〇パーセント(嘉永五年仲津郡本田畑御勘定帳)当村には小笠原氏入部後と思われるが仲津なかつ郡の山奉行役宅が設置されていた。仲津郡内の大庄屋・子供役らは、毎年山奉行役宅へそろって年始回りに行くのが例であった。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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