違いない(読み)チガイナイ

デジタル大辞泉 「違いない」の意味・読み・例文・類語

ちがい‐な・い〔ちがひ‐〕【違いない】

[連語]
応答言葉として、肯定返事を表す。そのとおりだ。「『お互いにもう年だね』『―・い』」
(「…にちがいない」の形で)きっと…である。…にきまっている。「雨が降るに―・い」「犯人は男に―・い」
[類語]強いて敢えてむりやり努めてできるだけ極力なるたけなるべく可及的必ずきっと絶対是非何としてもどうしても何が何でも是が非でも押してたってどうぞどうかくれぐれも願わくはなにとぞなんとかぜひともまげてひとつ必ずや必然必定不可避誓っててっきりはず決まってすなわち否が応でも否でも応でも無理必死いやでもいやとも無理算段無理無体無理押し無理強制的強引強気強行独断独断的理不尽強硬頑強問答無用強要力尽く力任せ腕尽くごり押し断固一刀両断横柄威圧的否応無し頑として横紙破り横紙を破る有無を言わせず腕力に訴える横車を押す押し付けがましいねじ伏せる首に縄を付ける遠慮会釈もない遠慮高圧的高飛車頭ごなし押し通す押し付ける一方的豪腕勿論元より当然もっとも無論まさに当たり前ご無理ごもっと言うまでもない言わずもがな言をたない論をたないもありなん無理もない無理からぬ自然至当自明歴然歴歴一目瞭然瞭然灼然しゃくぜん明らか明白明明白白定か明快はっきり明瞭画然顕然まさしく必至疑いなく然るべきすべからく言うに及ばず言えば更なり言うもおろか論無し推して知るべし隠れもない紛れもない理の当然妥当自明の理それもそのはずもっともっとも至極もっとも千万うべなるかなむべなるかな合点唯唯諾諾首肯うべなう賛成賛同果たして果たせるかな更にも言わず至極のみならず言わずと知れたくっきり諸手もろてを挙げる

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精選版 日本国語大辞典 「違いない」の意味・読み・例文・類語

ちがい‐な・いちがひ‥【違無】

  1. 〘 連語 〙 間違いはない。たしかである。
  2. (イ) 相手ことばを受けて、相手の言っている内容が正しいことを表わす。そのとおりである。
    1. [初出の実例]「『そんな奴は得て丙午な者だ』『違(チゲヘ)ねえ』」(出典:滑稽本・素人狂言紋切形(1814)下)
  3. (ロ) ( 「…にちがいない」の形で ) その物事が確実に推量されること、きっと…だと思われるという意を表わす。
    1. [初出の実例]「成(なる)ほど成ほどぬしの咄にちがひない」(出典:浄瑠璃蘆屋道満大内鑑(1734)四)
    2. 「世界中にひろまるに違(チガ)ひない」(出典:露団々(1889)〈幸田露伴〉八)

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