遠の親類より近くの他人(読み)とおくのしんるいよりちかくのたにん

精選版 日本国語大辞典 「遠の親類より近くの他人」の意味・読み・例文・類語

とおく【遠】 の 親類(しんるい)より近(ちか)くの他人(たにん)

  1. 遠方にいる親類よりも近隣に住む他人の方がなにかとたよりになる。また、疎遠な親類よりも親密な他人の方がかえって助けになる。遠き親子より近き隣(となり)。遠き親類より近き隣。遠い一家より近い他人。
    1. [初出の実例]「遠(トホ)くの親類(シンルヰ)(チカ)くの他人(タニン)と」(出典歌舞伎島鵆月白浪(1881)四幕)

遠の親類より近くの他人の補助注記

元曲「東堂老」の第四折の「鴈児落」に「豈不聞遠親呵不我近隣」の句がある。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

関連語 タニン 実例

貨幣 (名目) 賃金額を消費者物価指数でデフレートしたもので,基準時に比較した賃金の購買力を計測するために用いられる。こうしたとらえ方は,名目賃金の上昇が物価の上昇によって実質的には減価させられている...

実質賃金の用語解説を読む