遠山川(読み)とおやまがわ

日本歴史地名大系 「遠山川」の解説

遠山川
とおやまがわ

赤石あかいし山脈ひじり(三〇一一メートル)から発し、大沢おおさわ(二八一九・四メートル)から流出した北又沢きたまたざわを合わせ、南信濃みなみしなの木沢きざわで中央構造線を地蔵じぞう(一三二〇メートル)から南下した上村かみむら川を加え、更に同村和田わだ八重河内やえごうち川を合わせ、南西に流れて天竜川に注ぐ。遠山郷とおやまごうといわれる南信濃村木沢・和田・八重河内、上村、天龍村平岡ひらおかを流域とする天竜川屈指の支流である。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

世界大百科事典(旧版)内の遠山川の言及

【遠山郷】より

…長野県下伊那地方南端の遠山川(天竜川の支流)流域一帯の郷村の総称。《吾妻鏡》文治2年(1186)3月12日の条に〈江儀遠山庄〉とあるのが遠山の地名の初出で,1578年(天正6)2月の武田勝頼造宮手形には諏訪社上社造営を遠山之郷代官に勤仕させたとある。…

※「遠山川」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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