日本歴史地名大系 「下伊那郡」の解説
下伊那郡
しもいなぐん
県南部、天竜川中流域にあり、旧伊那郡の南半分を占める。郡の中央部を天竜川が北から南へ流れ、その両岸に河岸段丘が発達し、支流が
「続日本紀」「三代実録」「延喜式」「和名抄」のいずれも「伊那」の字を用いている。江戸時代になって「伊奈」と那の字のみ異記されることが多かったが、明治になって旧に復した。郡名の起源は、天竜川流域の開拓者であった
〔原始〕
浪合村
郡内の古墳総数は七〇〇基近くあり、うち前方後円墳は二一基を数え、県内でも長野盆地と並んで最も古墳の多い地域とされる。天竜川右岸盆地部に圧倒的に多く、高森町
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報