遠洋性(読み)えんようせい(その他表記)pelagic

翻訳|pelagic

岩石学辞典 「遠洋性」の解説

遠洋性

陸地影響から遠く離れた開いた海に関する語で,特に浮遊性の微生物赤泥などに由来する生物性軟泥からなる堆積物に使用される.これらの水中で光のとどく深さ200mまでを表海水層性(epipelagic)といい,深さ200mから1 000mの間を中深外洋性(mesopelagic)という[Holmes : 1965].この他にも深さの区分にはいくつかの考え方がある.ギリシャ語のpelagosは海の意味.

出典 朝倉書店岩石学辞典について 情報

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む