遣り過ごす(読み)ヤリスゴス

デジタル大辞泉 「遣り過ごす」の意味・読み・例文・類語

やり‐すご・す【遣り過ごす】

[動サ五(四)]
あとから来るものを先に行かせる。「電車を何台も―・す」
なすがままにしてほうっておく。「夕立を―・す」「酔漢を見ぬふりをして―・す」
物事限度を超えてする。やりすぎる。「酒を―・す」

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「遣り過ごす」の意味・読み・例文・類語

やり‐すご・す【遣過】

  1. 〘 他動詞 サ行五(四) 〙
  2. あとから来るものを先に行かせる。行き過ぎさせる。やりこす。やりすぐす。
    1. [初出の実例]「やりすごして、今はたちてゆけば」(出典:蜻蛉日記(974頃)中)
    2. 「敵ならねば、みなやりすごし」(出典:曾我物語(南北朝頃)一)
  3. なすがままにしておく。何もしないでほうっておく。
    1. [初出の実例]「さすがに葉子もそれを見て見ぬふりでやり過ごす事は得しなかった」(出典:或る女(1919)〈有島武郎〉後)
  4. 度を越えてする。やりすぎる。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む