遣句(読み)やりく

精選版 日本国語大辞典 「遣句」の意味・読み・例文・類語

やり‐く【遣句】

  1. 〘 名詞 〙 連歌、俳諧の付け方よみ方の一つ。難句や凝った技巧的な句が続いて付けにくくなった場合、気分をほぐしたり、次の付句を容易にしたりするために、軽く前句をうけて、あっさり付ける句。逃げ句。
    1. [初出の実例]「人ことの心にとむる秋の月〈略〉かかるならひもある世なりけり かやうに月をみるならひも有と也やり句(ク)也」(出典:俳諧・兼載独吟千句註(1494頃)八)

遣句の補助注記

「知連抄」では、「やり句」を、想像し思いやる句、または眺望、遠見する句としており、軽くあっさり付ける句は「のけ句」としている。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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