付句(読み)ツケク

大辞林 第三版の解説

つけく【付句】

連歌・俳諧の付合で、前句に対して付ける句。

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精選版 日本国語大辞典の解説

つかぬ‐く【付句】

〘形動〙 前後がちぐはぐなさま。
※日葡辞書(1603‐04)「Tçucanucu(ツカヌク)〈訳〉無関係で、ちぐはぐなこと。例、Tçucanucuna(ツカヌクナ) コトヲ ユウ」

つけ‐く【付句】

〘名〙 連歌や俳諧連句で前句に付けてよむ句。
※筆のすさび(1469)「草の名も所によりてかはる也 難波のあしは伊勢のはまをぎ〈救済〉 これは付句のために、前の句をわざとつくりたる様に侍れど」

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世界大百科事典内の付句の言及

【付合】より

…〈寄合(よりあい)〉と同義に用いることもあるが,普通には17音節(5・7・5)の長句と14音節(7・7)の短句を,ことば,意味,情趣などを契機として付け合わせたもの,また交互に付け連ねることをいう。付合の集積によって成立した連句文芸では,発句(ほつく)以外の句をすべて付句(つけく)と呼ぶが,2句一章の最小単位では,付けられる句を前句,付ける句を付句と称する。前句が長句,付句が短句の付合は短歌に似るが,前句が独立しつつも蓋然性に富む意味内容をもち,その判断を付句の作者の読みにゆだねるという点で,短歌とはまったく異なる。…

※「付句」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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