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選好婚 せんこうこんpreferential marriage

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

選好婚
せんこうこん
preferential marriage

R.ニーダムによって提言された,婚姻形式の一つで,「規定婚」と対を成す。ニーダムによれば,選好婚は,限定交換と一般交換から成る基本体系以外のすべて,すなわち C.レヴィ=ストロースの分類では複合体系に当たる。選好的な婚姻とは,特定集団の成員が自分の配偶者として「望ましい」とされている結婚である。しかし,選好の概念は,非常にあいまいで,統計上イトコ婚などの特定の婚姻形式が多く実施されている場合などにも用いられることがある。これに対してニーダムは,この選好婚を,規定婚との対比から,結婚可能な範囲が一つの親族名称カテゴリーに限定されていない形式と定義している。

出典|ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について | 情報

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