遺留水(読み)いりゅうすい(その他表記)connate water

岩石学辞典 「遺留水」の解説

遺留水

化石水で,堆積した当時に堆積物の中に取り込まれた水,あるいは堆積岩の中に吸蔵された水.一般にナトリウムおよび塩素に富み,多量のマグネシウムカルシウム重炭酸塩(bicarbonate)を含んでいる[Lindgren : 1928, Park & MacDiarmid : 1964,渡辺編 : 1935].connateは同生という意味であるが,遺留水(connate water)はもとの組成そのままではなく,後に化学変化を受けるか外部からの水で希釈されている.吸蔵水も同義

出典 朝倉書店岩石学辞典について 情報

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む