遺留水(読み)いりゅうすい(その他表記)connate water

最新 地学事典 「遺留水」の解説

いりゅうすい
遺留水

connate water

水成の堆積岩中に堆積時の水が閉じ込められて,地下の岩石の孔隙内に存在するもの。同源水とも。ただし,その水がもとの組成を保っていることはほとんどなく,なんらかの化学変化を受けており,また天水によって希釈されていることも少なくない。海水に比し-量激減,Na++K+量は増加,I-・NH4+量などが多いのが特徴。

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参照項目:油田水

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関連語 木下

岩石学辞典 「遺留水」の解説

遺留水

化石水で,堆積した当時に堆積物の中に取り込まれた水,あるいは堆積岩の中に吸蔵された水.一般にナトリウムおよび塩素に富み,多量のマグネシウム,カルシウム,重炭酸塩(bicarbonate)を含んでいる[Lindgren : 1928, Park & MacDiarmid : 1964,渡辺編 : 1935].connateは同生という意味であるが,遺留水(connate water)はもとの組成そのままではなく,後に化学変化を受けるか外部からの水で希釈されている.吸蔵水も同義.

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