岩石学辞典 「遺留水」の解説 遺留水 化石水で,堆積した当時に堆積物の中に取り込まれた水,あるいは堆積岩の中に吸蔵された水.一般にナトリウムおよび塩素に富み,多量のマグネシウム,カルシウム,重炭酸塩(bicarbonate)を含んでいる[Lindgren : 1928, Park & MacDiarmid : 1964,渡辺編 : 1935].connateは同生という意味であるが,遺留水(connate water)はもとの組成そのままではなく,後に化学変化を受けるか外部からの水で希釈されている.吸蔵水も同義. 出典 朝倉書店岩石学辞典について 情報