最新 地学事典 「那比コンプレックス」の解説
なびコンプレックス
那比コンプレックス
Nabi Complex
美濃地方における美濃帯付加複合体の標準層序単元の一つ。上位の久瀬コンプレックス・舟伏山コンプレックスならびに下位の上麻生コンプレックスと低角断層で接し,金山コンプレックスとは一部で指交関係にあるとされる。岐阜県南部の山県市・関市西部・美濃市周辺から郡上市南西部にかけて広く分布する。おもにチャートならびに破断した砂岩泥岩互層からなる岩体と泥質混在岩から構成される。泥質混在岩には玄武岩・石灰岩・チャート・珪質泥岩・泥岩・砂岩などの岩塊が包有される。泥質岩から産出した放散虫化石に基づき形成時期はジュラ紀Oxfordianとされる。K.Wakita(1988)が那比Uniteと命名。参考文献:K.Wakita(1988) Bull. Geol. Surv. Japan, Vol.39:675
執筆者:伊藤 剛
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

