上麻生コンプレックス(読み)かみあそうコンプレックス

最新 地学事典 「上麻生コンプレックス」の解説

かみあそうコンプレックス
上麻生コンプレックス

Kamiaso Complex

美濃地方における美濃帯付加複合体の標準層序単元の一つで,最下部に位置する。上位の那比コンプレックス金山コンプレックスと低角断層で接する。層厚は4,000m以上。岐阜県南部の岐阜市・各務原市周辺の木曽川・長良川流域から,関市・美濃加茂市・七宗町周辺の飛驒川流域に広く分布。下位から珪質粘土岩・チャート・珪質泥岩・泥岩・砂岩が累重する,下部三畳系〜上部ジュラ系のチャート─砕屑岩シーケンスで構成され,この層序が低角断層で積み重なった覆瓦ふくが構造をなすことが特徴である。砂岩中に,玄武岩・石灰岩・チャート・泥岩・砂岩などのほか,花崗岩・片麻岩・オーソコーツァイトなどの角礫〜亜円礫を含む礫岩が挟有され,坂祝さかほぎ礫岩・上麻生礫岩として有名。泥質岩ならびに砂岩から産出した放散虫・アンモナイトの化石から,形成時期はジュラ紀Oxfordianであり,木曽地方の沢渡さわんどコンプレックスに対比される。K. Wakita(1988)命名。

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出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

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