邪義(読み)ジャギ

デジタル大辞泉 「邪義」の意味・読み・例文・類語

じゃ‐ぎ【邪義】

誤った教義。正しくない見解

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「邪義」の意味・読み・例文・類語

じゃ‐ぎ【邪義】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 不正な教義。
    1. [初出の実例]「猥述邪義、既同九十六種異道」(出典:七箇条起請文(1204))
    2. 「きりしたん宗、〈略〉此国に来り魔法邪義を弘る科、天罰まぬがるべからず」(出典:破吉利支丹(1662))
  3. まちがった道理。あやまった主張
    1. [初出の実例]「得罪左遷、是和歌之邪義、神不納受之故也云々」(出典:花園天皇宸記‐元弘二年(1332)三月二四日)

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世界大百科事典(旧版)内の邪義の言及

【異安心】より

…仏教各宗派において,祖師の伝承にもとづく正統説と異なった見解,領解(りようげ)をいう。異流,異義,異計,邪義ともいう。とくに浄土真宗では,正統の安心を重んじ,異安心の排除に熱心であった。…

※「邪義」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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