都茂郷(読み)つもごう

日本歴史地名大系 「都茂郷」の解説

都茂郷
つもごう

和名抄」所載の郷。諸本とも都茂と記し、高山寺本は「豆毛」、東急本・元和古活字本は「都毛」、名博本は「ツモ」の訓を付す。「三代実録」元慶五年(八八一)三月七日条によると、「都茂郷丸山」から銅が産出している。現美都みと町都茂を遺称地とする。現同町都茂・丸茂まるも山本やまもと久原くばら、現益田市馬谷うまだに町・下波田しもはだ町・波田町長沢ながさわ(大日本地名辞書)、または現美都町板井川いたいがわ宇津川うづかわ・丸茂・都茂・久原・三谷みたに仙道せんどう小原こばら、現益田市山折やまおり町・赤雁あかがり町・種村たねむら町・下種しもたね町に比定される(島根県史)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

部分連合

与野党が協議して、政策ごとに野党が特定の法案成立などで協力すること。パーシャル連合。[補説]閣僚は出さないが与党としてふるまう閣外協力より、与党への協力度は低い。...

部分連合の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android