日本歴史地名大系 「都茂郷」の解説 都茂郷つもごう 島根県:石見国美濃郡都茂郷「和名抄」所載の郷。諸本とも都茂と記し、高山寺本は「豆毛」、東急本・元和古活字本は「都毛」、名博本は「ツモ」の訓を付す。「三代実録」元慶五年(八八一)三月七日条によると、「都茂郷丸山」から銅が産出している。現美都(みと)町都茂を遺称地とする。現同町都茂・丸茂(まるも)・山本(やまもと)・久原(くばら)、現益田市馬谷(うまだに)町・下波田(しもはだ)町・波田町・長沢(ながさわ)町(大日本地名辞書)、または現美都町板井川(いたいがわ)・宇津川(うづかわ)・丸茂・都茂・久原・三谷(みたに)・仙道(せんどう)・小原(こばら)、現益田市山折(やまおり)町・赤雁(あかがり)町・種村(たねむら)町・下種(しもたね)町に比定される(島根県史)。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報