日本歴史地名大系 「波田町」の解説 波田町はたまち 長野県:東筑摩郡波田町面積:五九・二〇平方キロ東は松本市、南は山形(やまがた)村と朝日(あさひ)村に接し、北は梓川を隔てて南安曇(みなみあずみ)郡梓川(あずさがわ)村に対し、西は同郡安曇村に接する。飛騨山脈の前山である鉢盛(はちもり)山(二四四六メートル)の続きの清水(きよみず)山(山形村)・水沢(みずさわ)山の東山麓に位置し、また上高地(かみこうち)から流れてくる梓川の扇状地の右岸の扇頭にあたる。松本市の西から南西の鉢盛山にかけて、梓川の左岸に細長く展開する町。中世末まで波多郷と称し、天正検地の際波多郷として一千三八石四斗二升六合の高付けがあり、寛永六年(一六二九)に上波多(かみはた)村と下波多村に分れた。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報