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鄭衛の音 ていえいのこえ

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大辞林 第三版の解説

ていえいのこえ【鄭衛の音】

〔「礼記楽記」による。鄭と衛の二国の音楽はみだらで、人の心を乱すものであったことから〕
野卑猥褻わいせつで風俗を乱す音楽。鄭声。

出典|三省堂
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世界大百科事典 第2版の解説

ていえいのおん【鄭衛の音】

中国で世の乱れを反映したみだらな音楽をいう。《礼記(らいき)》楽記篇に〈鄭衛の音は乱世の音なり……桑間濮(ぼく)上の音は亡国の音なり〉とあるが,鄭衛の音が具体的に何を指すかについては,《詩経》の鄭風,衛風だとする説や,鄭国で盛んであった男女の歌垣の歌をいう等の説があるが,むしろ春秋戦国時代に黄河中下流域の鄭や衛で栄えた都市文化に対し,古い農本的な心情をもつ儒家層が反感をこめて言ったのがこの言葉だと理解されよう。

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世界大百科事典内の鄭衛の音の言及

【鐘】より

…音楽は祭礼のためだけでなく,生活の楽しみの一つになってきたところに,大編成の編鐘が生まれる原因があった。孔子が嘆いた淫らな音楽いわゆる〈鄭衛の音〉とはこのような音楽であった。【杉本 憲司】。…

※「鄭衛の音」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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