酉之新田(読み)とりのしんでん

日本歴史地名大系 「酉之新田」の解説

酉之新田
とりのしんでん

[現在地名]東員町鳥取とつとり

員弁川の二支流ふじ川と戸上とがみ川の間にあり、文政一〇年(一八二七)の桑名領郷村案内帳には、「八幡新田・六把野新田へ各八町、北山田村へ村続き」とある。元禄郷帳にはまだみえず、それ以後の開発にかかると考えられるが、その時期は不詳。桑名藩領で、前記案内帳によれば、戸数一二、人数五三、牛三。新開のため免は二ツで、同案内帳記載の村々のなかでもかなり低い。社寺は鎮守一社と修験宗清宝院とある。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、和歌山県串本町の民間発射場「スペースポート紀伊」から打ち上げる。同社は契約から打ち上げまでの期間で世界最短を目指すとし、将来的には...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android