酒井田渋右衛門(読み)さかいだ しぶえもん

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「酒井田渋右衛門」の解説

酒井田渋右衛門 さかいだ-しぶえもん

?-? 江戸時代前期-中期陶工
5代酒井田柿右衛門(かきえもん)の弟。肥前有田(佐賀県)南川原(なんがわら)窯で製陶にあたる。6代酒井田柿右衛門を後見し,享保(きょうほう)(1716-36)のころ死去。元禄(げんろく)期の華麗で豪華な作風をしめす名工で,「元禄八乙亥柿」または「元禄十二年柿」と銘にあるものは渋右衛門の作と推定される。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

今日のキーワード

ビャンビャン麺

小麦粉を練って作った生地を、幅3センチ程度に平たくのばし、切らずに長いままゆでた麺。形はきしめんに似る。中国陝西せんせい省の料理。多く、唐辛子などの香辛料が入ったたれと、熱した香味油をからめて食べる。...

ビャンビャン麺の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android