酒役(読み)さかやく

精選版 日本国語大辞典 「酒役」の意味・読み・例文・類語

さか‐やく【酒役】

  1. 〘 名詞 〙
  2. さかややく(酒屋役)
    1. [初出の実例]「運入京都田舎酒事〈略〉早速為御倉糺之、運入在所酒役執立之」(出典:蜷川家文書‐永正八年(1511)三月二三日・幕府政所条々事書)
  3. 奈良興福寺大乗院門跡が、その市中酒屋に課した税。壺銭
    1. [初出の実例]「和州菩提山寺事、為御祈願所諸役不沙汰之処、近年号酒役催促云々」(出典:大乗院寺社雑事記‐長祿二年(1458)九月一一日)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android