酒渣(読み)しゅさ(その他表記)rosacea

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「酒渣」の意味・わかりやすい解説

酒渣
しゅさ
rosacea

いわゆる赤顔,赤鼻のこと。症状により3度に分けられる。 (1) 第1度 (紅斑性酒渣)  鼻,前額,頬部にびまん性の発赤が生じ,次第に油性になり,毛細血管拡張や紅斑が加わる。顔面にほてり感がある。 (2) 第2度 (酒渣性ざ瘡)  第1度にプラスしてざ瘡様小丘疹ができる。 (3) 第3度 (鼻瘤)  第2度に鼻部の腫大を伴う。結合組織,脂腺の増殖のため紫紅色を呈し,毛孔は開大する。酒渣にはしばしば酒渣性角膜炎などの眼症状が併発するが,日本人では少い。なお,酒渣性ざ瘡のほぼ全症例に多数の毛包虫 (ニキビダニ) が認められるので,毛包虫症と呼ぶべきだという説がある。

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