酒酔星(読み)さけよいぼし

とっさの日本語便利帳 「酒酔星」の解説

酒酔星

夏を代表する南の空に輝く蠍(さそり)座の星の一つがこれ。赤く光る一等星のアンタレスは、蠍座の中央部にあり、赤い顔をしているので酒酔星、あるいは赤星(あかぼし)、旱星(ひでりぼし)といわれる。
女立たせてゆまるや赤き旱星\西東三鬼
この星は豊年瑞兆とされるので、豊年星異名もある。蠍座は南の空に大きくS字形に並んでおり、それを鉤(かぎ)針に見立てて、魚釣り星とか、鯛釣り星と呼んでいるところもある。

出典 (株)朝日新聞出版発行「とっさの日本語便利帳」とっさの日本語便利帳について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android