酢でも蒟蒻でも(読み)スデモコンニャクデモ

デジタル大辞泉 「酢でも蒟蒻でも」の意味・読み・例文・類語

でも蒟蒻こんにゃくでも

どうにもこうにも手に負えないことのたとえ。煮ても焼いても。
「新造の癖に―いけた奴ぢゃない」〈伎・飛馬始〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「酢でも蒟蒻でも」の意味・読み・例文・類語

す【酢】 でも=蒟蒻(こんにゃく)[=酒塩(さかしお)]でも

  1. ( 下に打消の語を伴って用いる ) 一筋縄ではいかないもの、手に負えない物事にいう。どうもこうも。煮ても焼いても。
    1. [初出の実例]「彼奴(きゃつ)、新造の癖に酢(ス)でも蒟蒻(コンニャク)でもいけた奴ぢゃない」(出典歌舞伎傾城飛馬始(1789)口明)

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