酢・醋・酸(読み)す

精選版 日本国語大辞典 「酢・醋・酸」の意味・読み・例文・類語

す【酢・醋・酸】

〘名〙 酢酸(さくさん)を含む酸性液体。米に麹(こうじ)を加えて作った米酢清酒からできる酒酢酒粕から作る粕酢などのほか果実酢、合成酢などがある。代表的な酸性調味料で殺菌力が強い。
正倉院文書‐天平一〇年(738)駿河国正税帳「酢壱斛玖斗盛𤭖壱口」
万葉(8C後)一六・三八二九「醤(ひしほ)(す)に蒜(ひる)(つ)き合(か)てて鯛願ふわれにな見せそ水葱(なぎ)の羹(あつもの)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

土砂災害

大雨や地震が誘因となって起こる土石流・地滑り・がけ崩れや、火山の噴火に伴って発生する溶岩流・火砕流・火山泥流などによって、人の生命や財産が脅かされる災害。...

土砂災害の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android