酸性度(読み)サンセイド

大辞林 第三版の解説

さんせいど【酸性度】

溶液の酸性の程度を示す量。水素イオン指数(pH)で表す。

出典 三省堂大辞林 第三版について 情報

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

酸性度
さんせいど
acidity

溶液の酸性の程度を示す量。一般には水素イオン濃度指数pHが用いられる。溶液中での水素イオン濃度をaH+とするとき、pHは次式で示される。
  pH=-logaH+
 正確にはイオン活量が用いられるが、普通は活量のかわりに濃度が近似的に用いられ、pHが小さくなるほど酸性度は高くなる。
 酸の濃厚溶液では、ブレンステッドの酸塩基理論を適用してアメリカのハメットLouis Plack Hammett(1894―1987)が提案した酸度関数で定義される酸性度h0を用いる。
  h0=-log(aH+fB/fHB+)
ここでHB+は強い酸であり、fHB+は酸の活量係数、fBは強い酸と共役する弱い塩基Bの活量係数である。[岩本振武]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

世界大百科事典内の酸性度の言及

【酸・塩基】より


[水溶液中での酸・塩基]
 水溶液中でのHの濃度あるいはpHをその水溶液の酸の強さとすることができるが,酸自身の酸の強さとしては,酸がHを放出するものであるということからすれば,その程度すなわちKaがその酸の強さをあらわすことになる。Kaを酸解離定数,-logKa=pKaのようにしてpKaを酸解離指数といい,これによって酸性度をあらわす。Kbは塩基解離定数,pKbは塩基解離指数(塩基性度をあらわす)であるが,KbKaと逆の関係にあるからKaあるいはpKaだけで,酸および塩基の強さをあらわすことができる。…

※「酸性度」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について | 情報

今日のキーワード

多文化主義

マルチ・カルチュラリズムともいう。さまざまな人種,民族,階層がそれぞれの独自性を保ちながら,他者のそれも積極的に容認し共存していこうという考え方,立場。「人種のるつぼ」的な同化主義に対抗する考え方で,...

続きを読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android

酸性度の関連情報