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酸素富化膜 さんそふかまくoxygen enrichment membrane

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

酸素富化膜
さんそふかまく
oxygen enrichment membrane

空気中の酸素を濃縮するための気体分離。一般的に高分子を素材にした膜は窒素より酸素をよく透過させる。しかし気体の透過速度が大きい膜ほど酸素濃縮の程度は悪い。通常約 20%である空気中の酸素濃度を 25~40%程度に濃縮して,燃焼用 (ボイラなど) ,発酵用,下水処理,呼吸器系疾患 (喘息など) の治療等への利用が可能である。このため濃縮の程度が悪くとも透過速度の優れた膜が望まれている。現在シリコーン (ポリジメチルシロキサン) やポリ4-メチルペンテン1などが応用されている。薄膜化して透過速度を上げるということと,機械的強度を保ち耐久性を上げるという互いに矛盾した目的を同時に満たすため,コーティングや橋架けや他の高分子との共重合などが行なわれている。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

栄養・生化学辞典の解説

酸素富化膜

 空気から酸素を選択的に取り込む活性のある膜.

出典 朝倉書店栄養・生化学辞典について 情報

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